お店のサービス
今回はあるお店に行って感じたことです。
友人に誘われ、元力士のちゃんこ鍋屋に行ってきました。そこは有名な元力士が出しているお店ということもあり、お客さんが非常に多いそうです。
店内はというと、和風というより洋風なデザインです。
そんなお洒落なお店に行き慣れていない私は「へぇ~」「ほぉ~」の連続です。
そのようなお洒落なお店に行ったことがあまりない私ですが、店員を厳しくチェックしています。
しかしそこのお店は「徹底された教育を受けているんだろうな。」と思える好印象を与えるお店でしたので、少しだけ紹介します。
まず一つ目に、ちゃんこ鍋屋さんですから、当然のようにちゃんこ鍋を頼んだのですが、店員さんがこまめにチェックしてくれて、全て鍋を作ってくれます。
全ての具材を美味しく食べられる順番で入れていってくれます。これで鍋奉行ともめる必要はありません。(鍋奉行にはいらないサ-ビスかも?)
二つ目は店員を呼ぶベルはテーブルのどこ探してもありません。
そこにはちゃんとした理由があります。こちらから呼ぼうとすると、すぐに店員が来てくれるのです。
大きな声で「すみません」と呼ぶ必要は全くありません。
これができるということは、簡単なようで実はスゴイ難しいことだと私は思います。
たくさんのお客様がいる中、常に各お客様に目を向け集中していなければ、お客様が呼ぶタイミングを見つけることはできません。友人と「きっとこのテーブルに盗聴器が仕掛けてあるに違いない」と冗談を言うぐらいでした。
他にも店員さんに聞くと、そのお店のオーナーである元力士は、抜き打ち(?)で月に数回必ず来るそうです。そして来られたときには、必ず各テーブルを回って挨拶をする徹底振り。
「テレビとか出て、忙しいのにそこまでするんだ」と感心するぐらいのサービスです。
細かい所を書けばキリがありませんが、他にもレシートに私たちテーブルの担当者の名前入りでしたし、手形がプリントしているチラシ(?)をクリアファイルに入れて一人ずつお土産としてくれたりで、ちょっとしたその心遣いにまた行きたいと思えるお店でした。
私が約1年間、心遣いアンテナと題名でコラムを書いていますが、今回の件はこのアンテナを張り巡らせる大切さをもう一度認識し直すいいきっかけになりました。
<番外編>
友人と食べながら話をしていたのですが、その友人曰く「茶碗蒸しに金属のスプーンを出すお店はダメ」らしいです。
(当然今回のお店ではないですよ。)
「茶碗蒸しにはやっぱり木のスプーン」らしいです。
何故かって?「金属のスプーンは熱くなるから、そんなことに気付かない店はダメ!」だそうです・・・。