不安と恐怖

今回は不安と恐怖について書いていきたいと思います。

不安と恐怖はどちらも「気持ちが落ち着かない」という意味ではほぼ同じ感覚です。
まず初めに恐怖なのですが恐怖は対象が明確にあります。
例えば高いところに行くと「手足が震えてしまったり、緊張して身動きが取れなったりする」といった感じです。
対象が明確であれば、その恐怖をできる限り避けたり、それを克服するために考えたりすることができます。
それに対して不安は対象が不明確なものになります。
何もないからこそ対処が難しく自分でもどう対処していいのかわからない状態になります。
不安は恐怖に比べて対処が難しいのかもしれません。

では不安も恐怖もどちらも悪いところばかりかと言うとそうではありません。
不安を持つメリットとしてはまだ起きていないことを考えるのですから、予見をすることができます。
つまり不安を持つことで未来を予見し、その不安が未来に起きないように事前に準備をしたり対処したりすることで自分の未来を創ることができます。
そして恐怖を持つメリットとして恐怖を感じるというのは自分の本能が「これは危険だよ」と警鐘を鳴らしてくれているのです。
先ほどの例で「高いところが怖い」というのは、もし仮にそこから転落した場合「命の危険がある」ということを教えてくれています。
それよりも怖いのは高いところが平気になることです。
ある程度理性が働く年齢ならもし転落した場合どうなるか想像できますが、問題はまだ理性が発達していない小さな子どもです。
皆さんもニュースなどで目にしたことがあると思います。
マンションのベランダで遊んでいた子どもが過って転落したというものです。
あれは明らかに恐怖が働いていません。
それを考えると恐怖を感じるということは生きて行く上でとても必要なことだとわかります。

そうはいってもやはりデメリットの方が大きいのかもしれません。
どちらも一度意識してしまうと不快な感覚があるため意識を集中してしまいます。
意識を集中し過ぎてしまうと狭い視野でしか判断できなくなり判断や認知が歪んでしまいます。
そうなると更に不快な感覚が増すため自分でもどう対処すればいいのかわからなくなってしまうのです。

まず不安も恐怖もですがどちらも無くすことはできません。
両方とも生きていれば必ず起きることなのです。
その不快な感覚を消してしまうことばかり考えても無駄ということです。
ではどうするのかということですが、その不安や恐怖が起きても身体的には何の異常もないこと、また不安や恐怖を大きくしているのは自分自身であることを認識することです。
漠然とした不安や恐怖はもっと自分の中で深堀りすることで、その原因を明確にすること ができます。
その原因こそが元の大きさの不安や恐怖なのです。
それをわざわざ他の不安と組み合わせてしまったり、実際よりももっと重大なことと大きくし過ぎてしまったりすることで対処ができなくなっているのです。
もちろん自分で対処するには経験や知識が足りない場合もあります。
自分の中に答えを求めて答えがないのであれば探すだけ非効率だとは思いませんか?
そんな時は周りに頼ることも大切です。

もしあなたが不安や恐怖に苦しんでいるのであれば、もう一度不安や恐怖を知ることで自分をもう一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

Follow me!