お店のサービスⅡ

かなり前になりますがお店のサービスということでコラムを書かせて頂きましたが、今回はまた別のお店で聞いた話です。
そのお店は全国的にあるお店で、代表の方など様々なテレビや雑誌に出ており、かなりサービスを徹底した所を売りにしているお店です。

最近はお客様の視点に合う様に片膝をつき、注文を聞いてくれるお店も多くなりました。
片膝を付くことでお客様との視線がしっかりと合い、しかも上から見るのではなく下からと、人と接する基本でもある姿ですよね。

今はどんなところに心遣いがあるのかということで聞いてみると、特にこの寒い時期、女性はブーツで来られる方が多いということで、下駄箱にブーツが入るスペースを確保したということです。
確かに男性の視点では、そういった心遣いに気付きません。 私的には、靴を脱いでお店に入るという所が気に入っていますが。 やっぱりお酒など飲むときはゆっくりとくつろぎたいですよね。
そんな時、家で靴を履かない日本人としては有難いサービスです。
しかも靴を脱ぐことで衛生面でもかなり違ってくるのではないでしょうか。

一つ気になる点といえば、靴箱の鍵が大きいこと。
失くさないための工夫として大きくしているのでしょうが、どこに置くかちょっと考えてしまいます。
意外に邪魔になりますよね。
それに「どんなに酔っても鍵を失くしてはいけない」ということで楽しさの妨げになる要因になります。
そこをもう一工夫して欲しいものです。

例えば、スーパー銭湯のように受付で預かるとか、もしくはテーブルの横ぐらいにその鍵専用の置き場があるとかね。
そうすれば、置き場に迷うことなくちょっとした安心感に繋がるのでないかと思いますがどうでしょうか?

他にも女性のお客様には膝掛けの用意をしておくなど考えれば次々に案が浮かんできそうです(笑)。

他の心遣いでは、そのお店の商品で「オニオンリングフライ」があるそうなのですが、その衣に香辛料が入っており少しカレー味がするのですが、お客さんはカレー味がすると思わずに頼んだそうです。
その意見を頂いて、すぐに全店のメニューに「カレー風味」という説明を貼ったそうです。
それは本当に些細な指摘だったのでしょうが、すぐに全店で対応をするといった心遣いが非常に感心しました。
特に店舗(人)が多くなればなるほど、そんな些細なお客様の声なんかはどこかへ言ってしまいがちです。
そういった小さな声も逃さずキャッチするアンテナを張り巡らせることほど、大変なことはありません。
しかし働いている人が、上司を信頼し、会社に対して誠実なココロを持つからこそ、サービスでは日本一と言っていいお店ができるのだと感心しました。

もっと色々な心遣いを聞かせて頂いたのですが、書ききれないので今回はこのぐらいにしておきます。

サービスの基本はお客様への心遣いだということを意識してみましょう。

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