坂道

今回の内容は坂道について書いていきます。

車を運転していると、坂道で離合が難しい場所で対向車に出会ったとき、「あれ?どっちが優先だったかな?」と車の免許を取得した遠い過去の記憶をついつい遡ったりします。
車の免許を取得した人は講習を受けそういったことを学んだと思いますが、正解は登りの車両を優先して下りの車両が譲るのがマナーとなっています。
それは一時停止した時に登りの車両は坂道発進をしなければならず、MT車の坂道発進なんてかなり緊張しますよね。
AT車でも急な登り坂の場合など車が後退しないか緊張します。

ただ例外もあり、横が崖の場合などは谷側が優先となります。
山側の車両はできる限り山側に避ける必要があります。

これは車の運転だけの問題かと思っていたのですが、登山にも登りの人が優先というマナーがあるようです。
私は登山をほとんどしたことがありませんが、たまに狭い山道など歩いていたら、2人並んですれ違うことができない場所があります。そのようなときは登り優先となります。

ここで車の運転のときと登山に共通のルールがなぜできたのか、他に理由がないのか疑問に思い、私なりに考えてみました。
そうするとそこには視線の位置に理由があると感じました。
まず登り坂の場合歩いて登っていれば足場の悪いところ多く、視線はどこに向いているか考えれば、自然と足元をしっかりと見ながら登ります。
普段下を向いて歩かない人でもきっと登り坂では足元に視線を向けているはずです。

しかし下り坂の場合は、登り坂同様足元を見て歩くと思いますが、その視線は自然と下に向いているということです。つまり足元を見て歩けば自然と下から登ってくる人が視線の中に入るということです。
そうすれば、先に何処ですれ違いができるのかいち早く判断できることになります。
そういった理由から登りの人が優先となったのも理由の一つではないでしょうか。

そう考えると結局は車の場合は坂道発進などの理由があったりしますが、できればどちらが優先か考えることよりも、先に気が付いた人がお互いの状況を考え、それぞれの立場で自分の行動をどうすれば相手とスムーズに行動できるかを考え行動できればいいのではないでしょうか。

相手の状況に立ち、相手の立場であれば自分はどう感じるか、どうして欲しいのかなど考えるきっかけにしてくださいね。

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