優しさ
テレビ番組で身の回りには優しさが溢れているということでいくつか紹介されていました。
まず紙袋の縁をギザギザにすることで指を切らない様工夫がされているとのことです。
なるほどあのギザギザはちゃんと意味があったんですね。
他にもリカちゃん人形の小物は舐めると苦いという話。
これは有名なので知っている人も多いのではないでしょうか?
小さい子どもなどはすぐに口に入れてしまい、誤飲してしまうということで舐めると苦くてすぐに吐き出すよう工夫がされているのです。
その正反対に積み木がお米でできていて舐めても安全という商品もあるそうです。
また感心したのは、病院でもらう薬の錠剤が最近は横だけしか切り離せなくなっている理由です。
昔は横だけでなく縦にも切り離せて1錠ずつ分けることができていましたよね。
それが最近は2錠ずつにしか切り離せないのです。
1錠という半端が出ると、片方は薬がない状態で片方は薬が入っている状態を放置するのって少しの間でも気持ち悪いなと思っていました。
しかし1錠ずつ切り離してしまうと、小さいのでこれがまた誤飲のケースが出てくるというのです。
その誤飲がなくなるようにと2錠単位になっているとのこと。
それならちょっとくらい片方薬がなくなっていても我慢しますか。(笑)
レモンも大きさに優しさがあるなんて知っている人いますか?
ほとんどのレモンが10cm未満らしいです。
レモンは放っておくと20cmくらい大きくなるそうです。
しかしレモンの大きさを10cm未満にするのは、ティーカップの大きさに合わせて出荷をしているからだそうです。
思わず「へぇ~」って言っちゃいました。
またこれは知っていた話ですが、車内アナウンスで鼻にかかった独特の喋り方をする理由です。
車内アナウンスの口調の方が騒音の影響を受けにくいということです。
普段の口調で話してしまうと、車内も他の話し声などに混ざってしまい聞き逃してしまうのです。
そこで敢えて普段とは違う口調をすることで「何か言っているぞ。」と無意識に違うことを認識させるという方法です。
車内アナウンスだけでなくデパートのアナウンスも独特な発音や口調をしますよね。
まだまだ他にも安全面など細かい工夫がされている商品も一杯あると思います。
また安全面だけでなく使う人のことを考え使いやすい工夫をするというのはまさに優しい視点があるからこそですよね。
ちょっとしたことでも相手のことを考える工夫というのをもっと意識できればと思います。