義務感

今回の内容は義務感について書いていきます。

それぞれの経験やまた人から言われたことなど様々な価値観などから当たり前や常識といったある意味自己暗示的なことが皆さんの中に存在します。
良い意味であれば「約束の時間を守るべきだ」といったように、自分の決め事だけではなく相手に対しての心遣いではとても大事なことです。

ただその良い意味の義務感でも、自分の中で無意味に増やしている人がいます。
義務感になると「守らなければならないもの」となり、守るためにはずっと意識をしていなければなりません。
よく「真面目な人はうつになりやすい」ということを耳にしますが、実はうつの状態というのは考えすぎることによるエネルギー不足の一面もあるのです。
(もちろん身体的要因や遺伝的な要因も存在します。)

考えるという行為は非常にエネルギーを使うのです。
人によっては受験勉強などに励んだとき夜中にお腹が空いて夜食を取るといったことをしたことがあるかもしれません。
真面目な人というのは「~しないといけない」とか「~すべきである」と自分の中であまり細かいことをこだわらない人に比べ、義務感をたくさん作ってしまうのです。
そうなると細かいことにこだわらない人に比べ、考えることが増えるのは一目瞭然ですよね。

また義務感の表現をしてしまうことにより、自分の無意識の中に負の暗示をかけてしまいます。
「~しなければならない」と表現することは言い換えれば、「本当はやりたくないけどやらないといけない」となります。

義務的な表現をすることで最初は自分のために良い決断をし始めたことでも、段々と負担を感じ楽しい気持ちはどっかへ行ってしまい、「やらないといけない」という気持ちだけで自分を動かそうとしてしまうのです。
そうなれば、もういくら自分のために始めたことでもストレスになるだけですからやらない方がいいのではないでしょうか?

では「義務感をどう変えるか?」ということですが、そんなに難しいことはありません。
ただちょっとだけ意識してみればいいのです。

「~しなければならない」というのは本当に必要なことですか?
だれのためにすることなのですか?
全部しないといけないことですか?
などなど・・・。
もう一度そのことについて考えてみてください。
そうすると自分の中だけで決めていることが案外多いことに気付くはずです。

また他には「表現を変える」ことです。「~すべきである」ではなく、
「私が~のために自分で決めてする」という表現です。「すべきである」というのは何か別の力によって強制されてしまうからやりたくなくなるのです。
それを防ぐために「自分で決める」という表現です。
自分で決めたことなら「する」決断もできますし、「しない」という決断もあなた次第です。
やりたくなければやらないなんて選択肢も自由自在。
それだけでも心の負担を減らすことができます。

また自分に対して、義務感が減れば他人に対しての義務感を減らすことが自然とできるので「あの人は何で~しないの!」ということが減りストレス緩和にも繋がりますよ!

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