子どもの視線
今回の内容は子どもの目線について書いていきます。
これは私が経験した話ですが、雨の日にある建物の階段を昇っていると私の目の前に傘を持った方が私と同様に階段を昇っていました。
その方は傘の中ほどを持ち階段を颯爽と昇って行くのですが、そこに危険がありました。
傘をまっすぐ下に向けて昇ればそんな危険だとは思わなかったのですが、傘を中ほど持つことにより腕の振りと同時に傘も大きく振り回す形になります。
その方の後ろについて階段に昇っているのですから、私はその方の下にいるのでその傘はちょうど私の顔の辺りを行ったり来たりしているのです。
もしそのタイミングが少しでも違えば、目に刺さる可能性もあります。
そう考えると普段無意識にしている行動もとても危険なことがあるのではないかと思いました。
例えばこの話は階段で段差があることによりできた危険ですが、平坦な道でも人ごみで同じように大人が傘の中ほどを持ち振り回したとします。
もしそこに小さな子どもが偶然いれば今回の私の危険と同様なことが起こります。
実際に傘を持っている方は傘を振り回しているという自覚すらないでしょう。
またこれはよく聞く話ですが、歩きたばこも同様ですね。
歩きたばこも無意識に手に持ち歩いたたばこが子どもの目の高さになるということです。
たばこも危険ですが、傘も危険ではないでしょうか?
案外大人になってしまうとその視線の世界が当たり前になりそういった視線を意識しなければ子どもに危険を伝えることができませんよね。
他に子どもの目線にはどんなものがあるのでしょう。
これは聞いた話ですが、細い道を自動車で通っていたら子どもが急に飛び出してきて自動車との正面衝突を避けたもののサイドミラーが子どもの顔に直撃し顔に大けがをしたという話です。
他にも家の中にも危険はあります。
それはドアノブ。これも目線の高さにあります。
色々なところに危険はありますので、子どもの目の高さで危険を知ることが大事なのかもしれません。
また普通に道を歩いていても子どもの視線と大人の視線では高さに違いがあります。
大人の目線の高さで信号機を見ようとすると高いところにある信号機も顔をそんなに動かさず視線を上に向けるだけで信号機が視界に入ってきます。
しかし子どもの目線の高さで高い信号機を見ようとすれば顔を動かさなければ信号機は視界に入ってきません。
こういったことが原因で子どもが信号機を見落とし事故にあうことがあるではないでしょうか。
確かに子どもの見える世界と同じくらいの高さに信号機があればきっと大人も信号機を見落とすことが多くなるような気がします。
子どもの目線の高さでもう一度危険個所を確認し、危険だと思えることを見直してみるのもいいかもしれませんね。