誤飲食しない工夫

今回は誤飲食しない工夫について書いていきます。

赤ちゃんの誤飲食への対策はテレビや雑誌などでもたくさん紹介されており知っている人も多いですよね。

有名なのはリカちゃん人形の靴です。赤ちゃんは食(生存)への本能に従い、口に入るものを食べようとします。そこで人形の小さい靴などに苦味を塗布して口に入れてもすぐに吐き出すということです。
その苦味というのは安息香酸デナトニウムという物質でギネスブックに「史上最強の苦味物質」として登録までされているそうです。
調べてみると誤飲食防止のために色々と使用されており、私は知らなかったのですがこの苦味をmicroSDカードに塗布しているものもあるそうです。

また電池類などの誤飲食防止です。
最近は電池を交換しようとしてもドライバーで小さなねじを外してからでなければ電池が交換できないおもちゃが多くあります。
大人からするとその一手間が面倒なのですが、やはり安全面を考えると必要な一手間なのです。
そういえば昔からありますがシャボン玉を吹くストローも特殊な形状をしていますね。
小さい子どもにシャボン玉のストローで吐く説明をしてもストローは吸い込むという習慣からかうまくできない場合があります。
その時に吸い込んでも誤飲しないように工夫がされているのは嬉しいですよね。

誤飲食はもちろん赤ちゃんや小さい子どもだけではなく、お年寄りによる薬の包装の誤飲食もあります。
以前は錠剤の薬など1錠ごとに切り離すことができ、服用済みの薬はすぐに切り離し捨てたり、1錠単位で分けたりすることができていました。
しかし今は最低でも2錠単位でしか切り離しができなくなっていたりしますよね。
また錠剤を押し出すシートの強度をお年寄りの方は開封できても乳幼児には開封ができない強度を工夫したシートを開発しているところもあるそうです。

また最近スーパーなどで買い物をして気付いたのが輪ゴムの色です。
昔は茶色の輪ゴムしか見かけませんでしたが、最近は緑色や赤色の輪ゴムをよく見かけるようになりました。
はっきりした理由はわかりませんが、これも誤飲食防止のための対策だと思います。
特にお惣菜のところで自分の選んだコロッケなどのお惣菜をパックに入れ最後に輪ゴムで止めます。
その輪ゴムが茶色であれば知らずに混ざってしまっていれば誤飲食になる可能性もあります。
しかし緑色や赤色の輪ゴムであれば混ざっていたとしても気付きやすくなりますよね。

こういった気付きにくいようなところで色々と工夫されていることがたくさんあるのではないでしょうか。
意識のフィルターを簡単にすり抜けさせるのではなくフィルターで止めることをすることで、様々な工夫や努力により守られていることに気付くことがたくさんできるのだと思います。

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