安心学Ⅰ
今回は安心学について書いていきます。
安心学(特許登録済み)とはNPO 日本心理カウンセラー協会 代表前田大輔氏が提唱している学問となります。
その勉強会が香川県にて定期的に行われるということで参加し学んだことの内容の一部を私なりに解釈し数回に分けて書いていきます。
まず安心学は行動心理学とは違い、欲求心理学であるということです。
行動心理学は例えば腕を組んでいる人は不安を悟られないために自己防衛から取る行動といわれています。
しかし実際は腕を組む仕草をしている人の多くがこういった心理の傾向があるといった統計学になるのです。
つまり統計学ですから全ての人には当てはまらないことになります。
人の気持ちを知りたいと心理学を学びますが、あくまでも100%あてはまるということはないということ。
しかし欲求心理学はマズローの欲求5段階説でもあるように、人の欲求は単純に安心を求めているということになります。
心の健康を考えると不安がない状態(安心している状態)が健康となります。
「安心をいかに手に入れるか」の考え方がわかり実践することができれば心の健康を手にすることができるということになります。
まず健康という概念を考える必要があります。
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会より抜粋)
健康とは肉体的だけではなく、精神的にも社会的にもすべてが満たされた状態にある必要があります。
満たされた状態とはどういった状態か解釈が難しくなります。
もっと単純にわかりやすく健康と不健康の違いは何かを考えてみると、肉体的な健康な状態と不健康な状態を思い浮かべるとイメージしやすいのではないでしょうか。
今時期的にインフルエンザや風邪が流行っていますよね。
あなたが仮に寒気がしたり体がだるかったり、また発熱がある状態のときあなたの体は不健康であるということになります。
そうなるとあなたは仕事に行ったり、食事に行ったり、コンサートに行ったり、体が不健康になることで本来健康でできるはずのことの制限ができ、できないことが増えます。
ということは満たされていたはずのものが満たされなくなるのです。
不健康になることで不自由になるということです。
言い換えれば自由か不自由かが健康か不健康かになるのではないしょうか。
心の健康を考えてみると、あなたが本当はこういうことがしたい(したかった)けど○○が理由で我慢をしているということで現在必要以上にストレスを感じたり悩んだりしていれば心は不健康な状態にあるのではないでしょうか。
心は体のように明確な痛みが感じられません。
ですから判断が難しいと言われています。
しかし単純に自由か不自由かで意識してみれば考えやすくなるのではないでしょうか?
今回は健康についてしか書けませんでしたが、次回はもう少し突っ込んだ内容を書いていく予定です。
楽しみにしてくださいね。