安心学Ⅱ

今回は前回に引き続き安心学について書いていきます。

安心学(特許登録済み)とはNPO 日本心理カウンセラー協会 代表前田大輔氏が提唱している学問となります。
「安心学」を理解できれば、傷つきにくい健康な心を手にし、見えない感情を的確に分析でき、コミュニケーションを良好に改善することができます。
その勉強会が香川県にて定期的に行われるということで参加し学んだことの内容の一部を私なりに解釈し数回に分けて書いていきます。

まず「あなたの人生の最高責任者はだれですか?」の質問にあなたはだれを想像するでしょうか?
そう質問されると「自分かな?」と答えられるでしょう。
しかし本当に人生の最高責任者として自分の人生を自分で決めていますか?
自分で人生を決めるということは自己責任が発生します。
“責任”という言葉を聞くとちょっと逃げたくなったり、重く受け止めてしまったりネガティブに捉えがちになります。
しかし責任が取れるからこそ自由になれるのです。
前回“健康とは自由になること”と書きました。
つまり心の健康を考えていくのであれば、自分の人生の最高責任者は自分であり自己責任が取れる人になることなのです。
また自分で決めるということは、決めたことを後から自分で変更することも自由にできます。
他のだれかが決めたことを変えてもらうのは簡単なことではありません。
しかし自分に対して嫌だと思えばいつでも自由に変えることができます。
自分が自分に対して我慢をしていることを減らしてくれます。
それは自分に優しくできることに繋がります。
そう考えると「責任があるから自由になれる」つまり自己責任を取るということは実はポジティブなものですよね。

また自由度を広げるために「自分で決める」だけでなく「選択肢を増やす」ことも重要になります。
行き詰まったときなど「もう〇〇しかない」とか「〇〇と〇〇のどちらかしかない」と考えがちになります。
選択肢が狭くなることにより「この選択しかなかった」と自由度が失われ自己責任からかけ離れたものなります。
しかしよく考えるとそれ以外の選択肢はあります。
自分で選択肢を増やすことができなければ、誰かに相談してみると他の選択肢が見つかることもあります。
まず自分の「〇〇でなければならない」ということを減らし選択肢を増やすことを意識してみてください。

そのことに関連した話で私がセミナーなどで必ずお話することは「〇〇しなければない」という言葉を減らすというお話をします。
皆さん結構「〇〇しなければならない」と思い込んでいることが多いです。
それは常識だったり、義務感だったり、世の中の風潮だったりと色々あります。
これらの前提条件は「自分で決める以前に物事は決められている」ということがあることにより、「自分で決めることができない」と思い込んでいるのです。
またそう思い込むことにより自分で物事を考えたり、変えたりしなくて済むのである意味楽なのです。
しかし現実は楽なはずなのにその「〇〇しなければならない」条件が自分を苦しめていることが多いのです。

私はよく「その条件本当に必要なのですか?」と質問するようしています。
そう質問されると案外本当にしなければないことなんて少ないことに気付くことでしょう。
もし自分の中で「〇〇しなければならない」という表現をしているのであれば、“するかしない”は自由なわけですから「自分のためにするor
しない」と表現を変えてみてください。
それだけで自分の人生を自分で決めていることにつながり、自分に優しくなれますので実践してみてください。

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