頼る
今回の内容は頼るについて書いていきます。
「あなたは人から頼られたいですか?」と聞かれれば「頼られたい」と少なからず考える人が多いのではないでしょうか?
中には「頼られたい」と心の中では思っていても、「頼られても力になれなかったら格好悪い」と考え、「それならば頼られないほうが楽だ」と表現する人もいるかもしれません。
また「人を頼ったり、頼られたりというのは面倒だ」と考える人もいるかもしれません。
しかし「頼る」というのは私はDNAの中に刻み込まれているように考えています。
例えば人が産まれてきたとき、必ず助けが必要です。
誰かに食べ物を分けてもらい、生きていくためのスキルを身に付けなければ生きることはできないのです。
そう考えると頼ることはとても重要なことだとわかります。
頼られる側からすると仕事やプライベートで数多くの人の中から自分を選んで頼ってくれるというのは、自分のスキルや能力、人柄や性格など色々な角度から自分のことを信頼されているという他人からの肯定感が最終的には自己肯定感へとつながります。
自己肯定感が高まれば、さらに自分に自信をつけスキルや能力を高めていこうという意欲にもつながります。
人から頼られるための第一歩として、まず自分から人に頼ることが重要です。
人から頼られたいのに、人に頼るのはというのは矛盾しているように思えるかもしれません。
しかし人に頼ると言うことは、まず他人を信頼しなければできないことです。
人から信頼されたいのであればまず自分から心を開いていかなければ、相手の心はどのタイミングで開いてくれるかわかりません。
心を開く準備を常にしていなければ、すぐには心を開くことができません。
仕事では、一人でできることには限界があります。
確かに努力をすることでスキルや能力をあげることは可能かもしれません。
人生限られた時間しかありませんので、それだけの時間をかけることできないでしょう。
そんな時は頼ることです。
それが上司から部下に対してでもです。
部下を信頼するから頼れるのです。
また頼られた部下は心を開いて上司を信頼するのです。
だからといって何でもかんでも部下に責任を押しつけるような頼り方ではいけません。
重要なのはしっかりとお互いの責任を認識し、頼ることです。
お互いの信頼関係をしっかりと深めることができれば、頼ることもそんな難しいことではありません。
親しい人や家族、また信頼おける友人や仕事の仲間。
きっとあなたの周りにはたくさんの信頼おける人たちがいます。
思い切って人に頼ることで自分にはない視点や力に気付くことができます。
そんなことをくり返しながら人は成長していけるのです。
プライドを持って問題に向かうことも大切ですが、たまには人に頼ってみるのも違った自分を見つけるヒントになるかもしれませんよ。