大掃除
今年も残り後1週間となりましたね。
大掃除といえば年末に大掃除を行っている人、またこれから頑張って大掃除をしようと計画を立てている人もいるでしょう。
その中で今回は大掃除をテーマに少しでも新たな気持ちで新年を迎えることができるように、悩みや不安を減らすことについて書いていきます。
まず始めに理解して欲しいことは、悩みや不安を減らすことができても無くすことはできません。
悩みや不安があるからこそ過去にうまくいかなかったことを反省することができ、現実と理想のギャップを埋めるために成長する努力をし、不安を持つことで失敗しないよう想像し失敗を回避できるようにできるのです。
悩みや不安を少しでも整理できるよう、心の大掃除の5つのポイントを書いていきます。
その1 “自分”で悩みや不安を大きくしていることに気付く
問題なのは悩みや不安を自分で更に大きくして自分でもコントロールできない状態にしているということです。
元の大きさであればそんな悩みや不安に四六時中振り回されることはないのです。
その2 悩み過ぎない
ではなぜ悩み過ぎる人とそうでない人がいるのでしょう。
「メンタルが弱いから?」
何度もこのコラムでも書いてきましたが、メンタルに強いとか弱いとかはあまり関係ありません。
違いはその悩みや不安に関して想像する量の違いです。
悩み過ぎてその大きさに押し潰されようとしているだけなのです。
その3 理想を見直す
悩みは自分の「こうなりたい」といった理想とそこになれていない自分(現実)
とのギャップから生まれるものです。この理想と現実のギャップが大きいほど
悩みは大きくなります。このギャップを埋めるために努力し、自らの成長に力
を注いでいるのです。しかしそう間単に成長ばかりできるはずもありません。
では「どうすればよいのか?」ですが簡単に考えましょう。その理想は絶対に
必要なものか見直してください。必要以上に理想を求めているのであれば、
「その理想を決めているのは誰か?」と自分に問うことです。
その4 悩みは現実の問題なのか?
これは「現実の問題に決まっている!」といわれる人も多いかもしれません、
実は多くの人は現実の問題と感情の問題が一緒になってしまっているのです。
例えば借金が300万円あったとします。
現実の問題は借金が300万円あること、感情の問題は借金があることで将来に対する不安や苦しみの感情などがでてきます。
現実の問題はすぐに解決はできませんが、感情は誰が作っているのでしょう?
借金があるからみんな同じように悩むのでしょうか?
いいえ、「借金があるから仕事を頑張ろう」とプラスの感情を持つ人もいるのです。
そう現実は同じでも感情が違えば悩みをなくすことができるのです。
そう考えると自分の感情は誰が作って、自分の感情を誰がコントロールできるのか気付いてください。
その5 現在を生きる
「今生きているんだから現在生きているに決まっている!」という言葉を頂きそうですが、悩み過ぎている人は過去や未来を勝手に想像してそこの時間にいるのです。
今悩みを持っている人のほとんどは、今この瞬間悩まないといけないという人はそんなにいません。
多くの人が過去のことなのに失敗や経験を今思い出し、その時の感情や感覚を再現しまた辛い気持ちをリピートしているのです。
未来に対する不安も同じことです。
まだ現実に起きると決まっていないにもかかわらず、まるで預言者のように「未来は絶対こうなるんだ」と信じきっているのです。
これを考えると過去や未来は全て自分の想像の世界で悩んだり不安になっているということですね。
いかがでしたか?
自分の心のことなのでどれも簡単ですね。
ほとんどは自分の中で起きていることに気付くことです。
悩みや不安を整理し、今100あるものが70にでも50にでも少しでも減らすことができれば同じ出来事でも違った受け取り方ができ、更に良い変化をしていくことができます。
心の大掃除を是非行ってみてください。