期待

人は少なからず何かに期待をしているのではないでしょうか?
「結婚をすれば幸せになれる」
「次の誕生日にはブランドのバッグを買ってもらおう」
といった感じで期待は自分に対しての期待、また相手に対しての期待と両方あります。

期待には様々な形がありますが、その期待通りにいかないのはこれまで経験済のはず。
期待をしなければ傷ついたり、ショックを受けたりすることはないのですが、わかっていても期待することを辞められません。
期待は、生きる希望であり、生きる意欲に繋がるため期待を失くすことは無理だということは皆さんもご存知のはずです。

ではこの期待に対して自分がどう向き合うかによって何かを変えることができるのでしょうか?
期待を辞書で調べるとあることが実現するだろうと望みをかけて待ち続けること。当てにして心待ちにすること。
と非常に消極的な受動的な意味になっています。

期待をするだけでは、受動的(受け身)な状態で自分の意思とは関係ない力が作用してきます。
つまり受動的の状態では、そのチャンスが訪れない限り変化が起きないということになります。
その逆に能動的な状態があります。
能動的というのは自分から積極的に働きかけるさまという意味なので、期待に応えることを意識し、期待に応えるよう行動をすることができればそれは能動的なものになり、期待が期待ではなくなり、目標といったものに置き換わるのではないでしょうか。

もちろん能動的な部分ばかりを肯定しているわけではありません。
受動的はインプットであり、能動的はアウトプットです。
人間の活動はインプットとアウトプットの連続であり、どちらかばかりでは成り立っていきません。
何事にもバランスが必要になってくるのは理解しているはずです。

期待ばかりしている人いませんか?
あの人が変わってくれたら・・・。
給料があがらないかな~。
浮気しないでね。
私のこと理解してよ!
上司が変わらないかな~。
などなど・・・。

いくらでも出てきそうですが受動的なインプットだけではなく、その期待に向けてどう能動的にアウトプットできるか意識することが重要なのではないでしょうか。

自分に対して期待を知りどう行動するかを意識できれば、間違いなく他人の期待に対しても行動できるのではないでしょうか。
ちょっとした心遣いも自分に意識してみてくださいね。

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