特別な人
心理学の世界でも、また企業の営業戦略等でも、また友達との関係や家族の関係でもすべて同じことが言えるのですが、人は「特別」ということに非常に弱いのはきっとあなたも経験済みのはずです。
この「特別」をうまく活用するだけで、あなたが望む関係ができやすくなるのではないでしょうか?
例えば「特別」という言葉の例であれば、「○個限定商品、今だけです。」とか「あなたにだけ本当のことを言うわ。」なんて言われた日には、その気がなかったとしてもすごく気になります。
またお母さんが、「お母さんと2人だけの秘密よ。」と言ってもらっただけで子どもはお母さんに受け入れて信用してもらった心地良い感覚さえ感じるはずです。
これもつい最近私が経験したことなのですが、お食事会にて大皿の料理が出てきました。
そこで横に座っていた女性が、「料理を取りましょうか?」と声をかけてくれたのです。
ここまでは、よく女性の方が気を遣ってくれたりします。
(もちろん女性だけではなく男性の方も取ってくれたりしますが)
しかし、料理を取り分けながらの一言に「やられたな」と感じました。
その言葉とは、
「いつもは取ってもらう方なんですけど、今日だけですよ。」
という言葉。
その言葉が本当のことかどうかはもちろんわかりませんが、その瞬間はそんなことを考えることすらしません。
いつもとは違うことで、自分が特別扱いをしてもらったという優越感を感じます。
某お笑いのネタであれば「惚れてまうやろ~!」と叫んでしまうかもしれません(笑)。
他にもきっと色々な例があるとは思いますが、特別な存在扱いをしてもらうことで、自分という存在を認めてもらう心地良さを感じているのです。
誰でもこの世の中に自分という大切な存在は一人しかいません。
その大事な存在を大切に扱おうとしてくれるのに嫌悪感を持つ人はほとんどいないはずです。
その自分という大切な存在をできるだけ多くの人が受け入れ、認めてくれるだけで自分に自信を持つことができるのではないでしょうか?
「特別」ということを意識しなくても、できる限り相手の存在を認める言葉や行動を心がけてみてください。