涙活
今回の内容は涙活について書いていきます。
最近は「○○活」という言葉が新しくできていますねよね。
「○○活」と表現されると活動自体が能動的に行われるポジティブさを感じるのは私だけでしょうか?
今回の涙活とは、離婚式プランナーの寺井広樹氏が提唱したもので「1か月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動」のことです。
涙には3種類あり、
1.基礎的な涙(眼球を潤すために、常に分泌されている涙)
2.反射性の涙(外部からの刺激を受けた時に分泌される涙)
3.心因性の涙(感情の起伏によって分泌される涙)
です。
今回は3番目の感情により流れる涙の話になります。
まず涙を流す効果として言わるのは、自律神経との深いつながりです。
簡単に自律神経の説明をすると、自律神経には交感神経と副交感神経があり交感神経は緊張状態にある時優位なり、副交感神経はリラックス状態にある時優位になります。
人はこのどちらかだけが必要なものではなく、両方がバランス良くあることが大事です。
このバランスが崩れてしまうと、自律神経失調症の症状が出てきたりするのです。
例えば、「仕事で失敗をした」とか「恋人と別れた」といった悩みは誰にでもあるでしょう。
その悩みをいつまでもクヨクヨ悩み続けることは交感神経がずっと優位に立っている状態になります。
そんな時、感情の涙を流すことで副交感神経が優位になりストレス解消へと繋がるのです。
また感情による涙には抗ストレスホルモンが含まれることがわかっており、感情の涙を流すことでストレスを身体の外に排出するのです。
また感情というのは理性とは違う潜在意識の中で感じていることなので、正しいことや得をするといった考えがありません。
つまりあなたの中にわがままな子どもがいるのです。
その子どもが泣き始めたとき、「大人だから泣いてはダメ!」といったところで納得してくれるはずがありません。
子どもが泣いた時、あなたならどうしますか?
優しく子どもがなぜ泣いているのか理由を聞いてあげたり、元気付けてあげたりするのではないでしょうか?
たまにお酒を飲むことで泣き上戸になる人がいますよね?
それはなぜかと言えば、常日頃は理性で泣くことを無理やり抑えているのです。
しかしアルコールの力により理性が弱くなることで潜在意識が表に出てくるのです。
本当は泣きたかったのでしょう。カウンセリングの時にも同じことがよく起きます。
カウンセリングをしていると今までずっと溜めていた感情が噴出すように涙を流す人が多いです。
私はそんな時はしっかりと泣いてもらいます。
人目なんてカウンセラーの私だけですから、気にする必要もありませんしね。
もう一人の自分が感情を出せない状況を作っているのは、とてもしんどかったことでしょう。
これが自己愛を高めるということです。
涙を流すことは他にも良いことがあると思います。
是非自分のためにも、たまには涙活をしてみてくださいね。
また周りで泣いている人がいるとき、優しく話を聞いてあげてくださいね。