過猶不及(かゆうふきゅう)

今回は過猶不及(かゆうふきゅう)について書いていきたいと思います。

過猶不及という言葉は論語に出てくる言葉です。
あまり馴染みのない言葉ですが、
「過ぎたるは猶(なお)及ばざるがごとし」
という言葉であれば聞いたこともある人も多いのではないでしょうか?
意味としてはやり過ぎることは、やり足りないのと同じでどちらも中庸の道ではないということです。
(中庸とは、かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。)
やり過ぎることは一見良いように思えますが、例えば人に対し自分の意見が正論であったとしてもそれを他人に押し付けてしまうと相手は嫌な気持ちになります。
またそれが自分自身に対しても同じことです。
テレビや雑誌などで様々な健康法など紹介され、実践される方も多いと思いますが、健康にいいからといってその健康法ばかりやり過ぎることで逆に不健康になることもあります。
どちらかに偏るということは、例え良いことだったとしても問題になることがあるのです。

以前「バランス力」という題名で「悩み過ぎない程度に悩む」ことの大切さをここでのコラムで書かせていただきました。
(参照https://jams-h.com/online/column/
その時のコラムは、ポジティブもネガティブも必要な物でありバランスが大事で、「悩み過ぎない程度に悩む」必要があるという事を書いています。
この「悩み過ぎない程度に悩む」という言葉はクライアントには必ず話しています。
「悩みを無くさないといけない」と考える人がいますが、悩みは生きていれば必ず存在するものです。
その悩みに振り回され自分の行動を制限し苦しんでいるのです。
問題は白か黒かはっきり決めようとすることです。
しかし悩みを0にすることは絶対にできません。
すべてのことが自分の思い通りになることはあり得ないのです。
悩みがあるから自分をより良くするために成長していけるのです。
確かに今悩み過ぎてその悩みを減らすために躍起になっている人もいるかもしれません。
しかしいくら悩んだところで現実は大きくは変わらないのです。
現実とは自分の外側の世界ですので自分の力では変えることが難しいのです。
では変えるべきところはどこかというと自分の内側の世界の気持ち(心)です。
闇雲に何でも良いからと躍起になりやり過ぎても、無駄なエネルギーを消費するだけで疲れてしまい、逆に現状より悪化してしまったのでは意味がありません。

私が理想とするのは、ポジティブな考えもネガティブな考えもバランスよく取り入れ、もし自分の外側の世界で変えることができないことであれば考えることを減らし、必要以上に無駄なエネルギーを使わないように自分を上手くコントロールすることだと考えています。

今あなたは「過猶不及」になっていないか時々振り返ってみるのもいいかもしれません。
参考にしてみてくださいね。

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