現代はストレス社会といわれていますが、ストレスはどの時代にもありました。原始時代には、食料の確保、他部族との抗争といった原始時代特有のストレスがあったと推測され、ストレスの種類や内容は時代とともに変化してきています。 |
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現代社会では生存競争の激化から生ずる人間関係の軋轢や葛藤がストレスを生む大きな要因となっていることは否定できません。 |
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しかし残念ながら、ストレスはなくすことはできませんし、生きている限りストレスは続きます。ストレスがない状態はそれは「死」を意味します。 |
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ストレスには、良性ストレスと悪性ストレスがあります。 |
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良性ストレスとは、例えば、目標、夢、スポーツ、よい人間関係など、自分を奮い立たせてくれたり、元気にしてくれたりするような刺激とその状態をいいます。生きていく上で、程よい緊張感を与えてくれるスパイスとして受けとめられるものです。 |
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悪性ストレスとは、例えば、過労、悪い人間関係、不安など、自分の身体や心が苦しくなったり、嫌な気分になったり、やる気をなくしたりするような刺激とその状態をいいます。 |
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例えば、スポーツの好きな人には、スポーツは良性ストレスの状態を引き起こしますがスポーツ嫌いの人には、嫌な気持ちを引き起こさせる悪性ストレスということになります。 |
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あるいは、ある目標や期限をバネにして頑張る人もいますが、同じ目標や期限を、しかたなく果たさなければならない、ノルマ、迫りくる締め切りと感じて自分を苦しめる人もいます。 |
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ストレスは生活のスパイスとして、適度な良性ストレスを持つようにし、その一方で悪性ストレスはできるだけ少なくし、又は何とかストレスを解消する、受け止め方を変えるなどすることが重要です。 |