リラクセーションというのは、完全に眠っていて何もしない状態ではなく、最適なところに自分を置くことです。 |
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リラクセーションの状態とは、自律神経の交感神経と副交感神経の興奮の度合いが釣合っている状態といえます。 |
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緊張状態・ストレス状態にあるときは、交感神経支配が強くなり、心拍数や呼吸数が上昇し、手足は冷たく汗ばみます。 |
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またこれとは逆に、休息状態にあるときは副交感神経支配が優位となり、消化機能が高まり、心拍数や呼吸数が減少し、手足などの末梢の血管拡張が生じます。 |
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心のリラクセーションに催眠法は有効的とされています。催眠状態では自律神経系による心身の調整作用が活発となり、心理的安定、ならびに生理的安定状態がつくり出され、心身のバランスがよくなります。 |
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また暗示によって、知覚・観念行動が影響を受け易くなり、暗示によって覚醒後の行動に変化が生じます。 |
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心のリラクセーションが得られた状態では、物事への取り組みが意欲的でありいきいきとしていること、前向きで積極的かつ建設的な思考が出てくること、創造的・想像的思考が活性化することなどの、ポジティブな思考・行動が優位となると考えられます。 |