言行相反

今回は言行相反について書いていきたいと思います。

ある人のSNSを見たときに感じたことです。その人のSNSでは人は変化をしていくことの大切さを普段は伝えているのですが、その人はたまにネガティブな情報を書いています。
そのことがどうしても気になり今回のコラムにさせていただきました。

内容としては、「ある場所に行こうとしていたらこれまで駐車できていた所が駐車禁止になっていて不便になり仕方がない。」という内容です。
確かに前はできたことができなくなるのは不便です。
だからといって自分の視点だけで主張しているのであればそれはただの文句ではないかと思います。
物事には一方的な視点だけではなく、違った視点も存在するのです。
ルールが昔と変わったのはそれなりに理由があるからなのでしょう。
これまでとはルールが変わったのはそこの管理者が決めたことなので不満があるのであれば、その管理者と話し合いをしながら折衷案を見つけていくべきです。

またその人は変化をしていくことの大切さをSNSで言っているのです。
自分の中でのことであれば、変化をしないという選択肢はあるのでしょう。
しかし環境や時代によって変化は止められるものではありません。
そうなると変化は受け入れ、その変化に対応するようにしていくことが大切なのではないでしょうか?

私の頭の中で浮かんだ言葉が言行相反(げんこうそうはん)という言葉です。
現行相反の意味は言っていることとやっていることが食い違っていることです。
またほぼ同じ意味で言行齟齬(げんこうそご)という言葉もあります。

その人は日頃変化していくことの大切さを言っているのですから、自分の力で止められない変化なのであれば、その変化を柔軟に受け入れ新しい形を作っていく姿を発信して欲しいと感じます。
それがもし受け入れることができない変化なのであればそういった内容の発信は控えた方がいいのではないかと感じます。

こういった言行相反は誰にでもあることだと思います。
しかしこの言葉と行動が違うと周囲の人はその人の本心がどこにあるのかを勘ぐってしまい、疑う気持ちが一度できてしまうと無意識にそういう目でその人を見てしまいます。
それがその人の信用ということに繋がりますので注意が必要なのではないでしょうか。
周囲の人からの信頼が必要な人は自分の日頃からの言動と行動にズレがないかもう一度意識し直してみてはいかがでしょうか?

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