自動車の工夫

今回は自動車の工夫について書いていきたいと思います。

最近の自動車の安全装置は目覚しい勢いで進化しています。
実際にあまり自動車に興味がない人でも安全装置のCMを目にするはずです。
1年も経つとまた新しい機能が装備されたのかと本当に感心してしまいます。

車の安全対策は大きく分けるとアクティブ(能動)セーフティとパッシブ(受動)セーフティの2つの種類があります。
アクティブセーフティとは、衝突事故など未然に防ごうとする装置・技術です。
代表的なものは今や当たり前のように標準装備されているABS(アンチロック・ブレーキシステム)です。
ご存じの方も多いとは思いますが、ABSとは通常であればブレーキを強く踏み込むとタイヤがロックしハンドル操作が制御
不能となるのですが、強くブレーキを踏みこんでもタイヤがロックせず、ハンドル操作が可能となる装置です。
他にも事故を未然に防止する装置はたくさんあります。
衝突被害軽減ブレーキや車線をはみ出さないようにアシストしてくれる路外逸脱抑制機能など本当に自動車の自動運転は目の間に来ていると感じます。
パッシブセーフティとは、事故などの異常事態が起きた場合に、乗員の被害を最小限に抑える装置になります。
こちらの代表的なものは、シートベルトやエアバッグやチャイルドシートなどです。

いきなりですがホンダ車の三角マークをご存じでしょうか?
ホンダ車のフロントガラスの両サイドに小さな三角マークがあります。
これは2010年以降に発売されたほとんどのホンダ車に付いているそうです。
私も以前ホンダ車に乗っていたことがあるのですが、確かにフロントガラスに小さな三角マークがありました。
フロントガラスを掃除とかしていると「この三角は何だろう?」疑問には感じていましたが、特に調べることもありませんでした。
実はその小さな三角マークにはちゃんとした意味があったのです。
車1台がやっと通れる道路を左折する際、運転が上手なドライバーは視線の水平移動が多いのに対し、運転が未熟なドライバーは視線が上下左右に乱れているらしいのです。
この三角マークがあることで、視線の乱れが無意識に抑えられ、車幅を把握しやすくするということです。
こういった工夫が接触事故を減らす効果にも繋がっているのです。
ホンダ車に乗られている方はフロントガラスの両サイドにある小さな三角マークをぜひ探してみてください。

今や自動車は誰もが乗れる時代になってきました。
しかし一歩間違えば凶器にもなりかねません。
自動車という便利な道具をより安全に安心して利用できるように日々開発していただいていることに本当に感謝しかありません。
この先更に進化し、より安全に安心できるような自動運転の時代が当たり前になることを期待しています。

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