安全と安心

現在世界で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行で日常生活にも大きな影響を及ぼしています。
今回は「安全」と「安心」についてもう一度意識していきたいと思います。

以前このコラムの中で、NPO法人 日本心理カウンセラー協会の安心学(特許登録済み)の内容で安全と安心について少しだけ書かせていただきました。
まずマズローの欲求5段階説の中で安全欲求は下から第2段階の位置にあります。
(マズローの欲求5段階説とは、人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表す。)
第2段階は安全欲求といわれ、「安心・安全な暮らしへの欲求」を指します。
今回の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は生命に直結した欲求を脅かしているのです。
こういった状況ですから大きな不安を持つのは仕方ない部分もあるのでしょう。

ここで「安全」と「安心」ということについてもう一度考えてみましょう。
安全・・・傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配がないこと。
安心・・・気にかかることがなく心が落ち着いていること。
とあります。
「安全」と「安心」は同じような意味で使われていますが、上の意味でもわかるように「安全」は客観的な意味で使われ、「安心」は主観的な意味で使われます。
つまり安全が確保されても安心を感じるか感じないかは、その人の主観で判断されるということになります。
ということは「安全で安心を感じる」「安全でも不安を感じる」「危険でも安心を感じる」「危険で不安を感じる」といった4つのパターンが存在します。
つまり人によって安全が確保されても「安全=安心」とは言えないのです。

現在新型コロナウィルス感染症(COVID-19)以外の部分でも「安全でも不安を感じる」ことでマスクや紙製品や一部食料品に関して不安を大きくしすぎることでプチパニックになり、必要以上に購入することで品不足になり余計に混乱が大きくなっているように思えます。
マスクに関しては生産がどの程度行われ供給されているのかはわかりませんが、他製品に関しては現段階では少しずつ供給されているように思えます。
またそういったニュースも出ていますので、「安全でも不安を感じる」といった主観を「安全で安心を感じる」ように変えていくことが大切ではないかと感じます。

また今の時点で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は治療薬やワクチンが開発段階でまだまだ安全を感じることができない状況にあります。
もう少し時間が経てば治療薬やワクチンの開発が進み、危険が安全に近づくことで安心感も大きくなることで、あまり過敏になりすぎず、各々が落ち着いた対応ができるよう期待しています。
今一度冷静になり、「安全」なのか「危険」なのか正しい情報を得て、「安心を感じる」のか「不安を感じる」のかは自分で決めていることに気付いてみてくださいね。

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