アンガーマネンジメント

今回はアンガーマネンジメントの講習を受けた感想について書いていきます。

今回の講習はキャリアコンサルタントの更新講習の一環として1日しか講習を受けていないため、今回は私の主観であり協会との考え方が違う部分があるかもしれないことを先に書いておきます。

まず「アンガーマネンジメントとは?」という言葉から入るのですが、私はアンガー=怒り、マネンジメント=管理と理解していました。
“マネジメント”(ドラッカーの本はマネンジメントではなくマネジメントの表記ですので合わせておきます)については経営学者として有名なドラッカーの「設定した目標に沿って組織を運営する」ことをイメージしていました。
しかしそこで教えていただいたのは、アンガー=怒り、マネンジメント=後悔しないこととの説明がありました。
これは協会でマネンジメントをわかりやすく説明するために独自の解釈で説明しているとのことでした。

私はこの解釈がどうしても理解できませんでした。
なぜなら、アンガーマネンジメントを学ぼうとする人は怒りのコントロールについて学ぶことを目的としているのではないかと考えるからです。
確かに怒りの感情を持つことに対し、不快感を感じ怒ったことに対し後悔することもあります。

しかし怒りに対し後悔をしていない人も存在していると思えます。
例えば最近でよく目にしていたあおり運転のニュース。
犯人はあおり運転を繰り返していたとあります。
そういった人は自分の怒りに対し後悔していないから繰り返し怒りの感情を持っているのです。
それに皆さんも経験があると思いますが、怒りの感情を吐き出すとすっきりできることもあり、逆怒りの感情をため込むことが後悔につながることもあります。

それを考えると、怒りを後悔していないあおり運転手はアンガーマネンジメントが成立(できている)していることになります。
協会の理念は「怒りの連鎖を断ち切ろう」とあるのであればわざわざ協会の色を出すためにマネンジメントを変に変換しすべての人にあてはまらないことを言わなくてもいいように感じました。

他の部分に関しては、私がカウンセリングを行っているときに説明している内容と同じこともあり理解しやすかったです。
簡易的に説明すると、怒りは感情なので0にする必要性はない。
怒りを上手に表現できるようにする。
怒りの正体は「~するべき」と考えることにより、自分の理想と現実のギャップから自分で怒りを作っていることに気付く。
(ここは私の悩みの説明と全く同じです。)
怒りの感情が出てきたとき、自分で変えられることなのか、それとも自分の力で変えられないことなのかに気付くといったところです。

今回のアンガーマネンジメントの講習は私のカウンセリングスタイルと合っていたこともあり、自分の考えをもう一度振り返ることができる内容でした。
興味がある人はアンガーマネンジメントについて調べてみてくださいね。

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