ユニフォーム

今回も前回同様テレビで見た話について書いていきます。

仕事をするときにそれぞれユニフォームがあったりしますよね。
今回はテレビで紹介していたのはコックさんの服です。
コックさんの服は皆さんのイメージしている通りの服であまり奇抜なものは見かけません。
そこにはいろいろな理由がありました。

まずはダブルである理由ですが、右前でも左前でも着られるようにできているそうです。
普段の調理をしている時に汚れたりしますが、お客様の前にあいさつに出る時など汚れていない方を前にでき、清潔なイメージを保ってお客様の前に出られるようになっているそうです。
またダブルになっていることで二重になり熱からも守ってくれるということもあるそうです。
素材は基本的に綿10%で通気性が高く、暑い厨房でも汗をかいても吸水性が高いので快適に調理ができます。
また綿100%の理由は燃えにくい素材でもあるそうです。

そして釦ですが、通常のプラスチック製の釦ではなく紐釦(ちゅうこう)と言われるものが使用されているそうです。
(布製の紐を丸めたような釦です。)
それには熱や衝撃が加わっても割れたり欠けたりすることがありません。
つまり異物混入を防ぐ役割があります。
また万が一服に火が燃え移ったり、熱湯がかかったりしたとしても強く引っ張ると一気に脱げるような形状でもあるそうです。

またコックさんはいつも袖をまくっているイメージがあると思いますが、実は袖の長さが通常の服よりも長めになっているそうです。
その理由は鍋掴みの代わりとして使えるようです。
確かに厨房は慌ただしくてわざわざ鍋掴みを探すよりは袖を伸ばせば鍋掴みの代わりになった方が手間も省けますね。
コックさんの服だけでもこれだけの工夫がされているとは知りませんでした。
ずっとイメージの中にあった他の仕事のユニフォームも色々と理由があるのでしょう。

他にも紹介されていた服は、鳶職の方が着ているニッカポッカ(だぼだぼのズボン)です。
そのズボンにも理由があり、高所での作業は足を高く上げたり膝を曲げたりして作業が多いため足が動かしやすくなっていることと、鉄骨の上を歩くとき出っ張りなどあったときにズボンが先に触れて危険を察知できるようにセンサー代わりとしても役立っているようです。
また高いところでのバランサーであったり、風を受けたときだぼだぼなズボンがなびくため、いち早く危険を察知できるようになっていたりするそうです。
この2つのユニフォームを紹介しただけでもこれだけの理由があるのですから、他のユニフォームもたくさんの経験や知識が詰め込まれての形になっているのでしょう。
ユニフォームの細かな理由を知るとユニフォームの形ができあがってきた歴史を感じますね。
身近なところでの意味や工夫を知ることで心遣いを感じてくださいね。

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