自己表現

今回は自己表現の大切さについて書いていきます。

自己表現をすることが得意という人はどれだけいるでしょうか?
案外苦手という人も多いのではないでしょうか?
自分の考えることを言ってしまうことで「わがままに思われるのではないか」や「空気が悪くなるのではないか」や「相手に嫌悪感を与えるのではないか」などといった理由などから自分の考えを表現することをやめている人も多いでしょう。

例えば自分のわからないことや知らないことなどあった時に「わからない」ということはとても勇気がいることです。
わからないにもいくつか種類が存在すると思います。

・わからないことを理解していない状態(わからないことに気付いていない)
・わからないところがわからない
・わからないことを理解できている状態

自分でわからないことを理解できていない状態であれば表現のしようがありませんが、わからないところがわからないというのは日頃から自分のことを理解不足だったり、その内容に関して知識不足だったりすることです。
そして自己表現で特に問題となるのがわからないことを理解できている状態です。
「わからない」といってしまうことで「自分の評価が下がる」や「相手に手間を取らせてしまう」などといった様々な理由がみなさんの中にあるでしょう。
まず自分の評価が下がるという人は自分のプライドや自尊心が高いということです。
プライドや自尊心が高いということは良い部分もあります。
しかし「わからない」と表現することで「自分の評価が下がるのではないか」や「馬鹿にされるのではないか」といった抵抗がでてきます。
その「わからない」ことを言えないことにより「わからない」を知るチャンスを失ってしまうのです。
その逆に「相手に手間を取らせてしまう」と考える人は相手のことを中心に考えすぎてしまっているのかもしれません。
相手のことを深読みしすぎてしまうことにより「相手の迷惑になってはいけない」と過度に敏感になりすぎています。
しかし相手が質問を促してくれている場合などは逆に「訊いてほしい」というサインを送っている場合があります。
それなのにそのサインを見逃して相手を気遣うことで自分の頭がいっぱいになり「わからない」を言えないということがあります。
これもまた「わからない」を知るチャンスを失ってしまうのです。

これらは自分の中だけで終わるのであれば構いませんが、周りに迷惑をかける場合もでてきます。
仕事であれば「わからない」を隠したり、知ったかぶりをしたり、放置したりすることにより、周りはわかっていると思いそのまま仕事は進んでいきます。
そうなるとその「わからない」が仕事の妨げになり周りに大きな迷惑をかけることになります。
つまり後々大きな迷惑になる前に手間を取らせるくらい何も迷惑ではないと理解することが大事です。
自分の考えていることを全て自己表現するということは難しいことでしょう。
しかしその自己表現は本当に自分にとって、周りの人にとって良い選択なのかをもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
またその自己表現をしやすい環境を作る雰囲気作りも大事になります。
そのためには周りも「そんなことも知らないのか」という風潮をやめることも大事ですね。

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