自尊感情

今回は自尊感情について書いていきます。

あるドラマを見ていて「自尊感情(セルフ・エスティーム)」という言葉が出てきたのですが、自尊感情とは「自分には価値があり尊敬されるべき人間であると思える感情のこと」です。
ドラマの中で自尊感情が高い人は成功体験をより強く認識して自分をより肯定し、自尊感情の低い人は失敗体験をより強く認識して自分をより否定するとありました。
ドラマの中では特に恋愛に対し苦手な自尊感情の低い男性を分析していたのですが共感した人も多いと思います。
「なぜ人によって成功体験をより強く認識するタイプと失敗体験をより強く認識するタイプが違ってくるのか?」なのですが、どちらの体験もより多ければ記憶や印象に残りやすくまた強烈な感情などは特に記憶や印象に残りやすいのです。
そのため全体的に自尊感情が高い人でも自尊感情の低い部分を持っているのではないでしょうか?

この自尊感情は他に似た言葉で自己肯定感や自己効力感や自己有用感などがあります。
これらの言葉のどれか一つくらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
どれも自分の価値や存在意義を感じることが重要になります。
こういった感情がなぜ人によって高くなったり、低くなったりするのでしょうか。
感情とは自分が感じるものでありこれまでの経験(成功体験や失敗体験)は人により違い何が正しくて何が間違っているといった明確な基準がないからなのです。
その基準は成長とともに無意識に自分で作り上げていくのですが、その基準を作り上げる過程で大切なポイントになるのが実は周りの人の評価なのです。

例えば小さいころ悪いことをし、両親に怒られたとします。
そこでその場を和ますために冗談を言ったとしましょう。
すると怒っていた両親が一転して笑ってくれ許してくれます。
この成功体験が場を和ますことが重要だという評価をします。
しかしその逆に冗談を言うことで「何を馬鹿なことを言っているんだ!」と更に怒られると失敗体験となりその行動は間違っているという評価になるのです。
誰もがこういった経験をたくさんし、そこで様々な体験を通じ少しずつ自分の価値感や自己評価の基準ができあがるのです。

最近ではメンタル面でのセルフトレーニングや他人に対しての接し方など学ばれている方も多くなりました。
まず本当の白分の姿をしっかりと見つめ直し本当の自分を受け入れことで自分を苦しめている価値観をもう一度見つめ直します。
その価値親が今の自分に本当に必要なのか、部分的に条件は変えられないのかなどこれまでの拘りを変えることができれば楽になります。
この考えを他人と共有できれば相手の感情を楽にすることができるのです。
ただどんなことにもやり過ぎることは危険です。
周囲がどんなことも受け入れてしまうような環境に慣れ過ぎてしまえば、他の世界に出たときにきっとその人は困ることになるでしょう。
適度に自尊感情を高めるよう意識してみてくださいね。

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