融通無碍

今回は融通無碍について書いていきます。

融通無碍(ゆうずうむげ)の意味は「こだわりのないこと。考え方や行動に差別やこだわりがないさまをいう。」とあります。
そして対義語は四角四面で、意味は「非常に真面目で堅苦しいこと。はっきりしすぎていて、融通がきかないこと。」です。

融通無碍の性格はこだわりがないため自分が何でも変化することができます。
そのため仕事で新しいプロジェクトなどの時は自分にこだわりがないため良いアイディアがあれば柔軟に受け入れることができます。
それに対し、四角四面の性格は「こうあるべきである」という思いが強く自分で自分をがんじがらめにしてしまい自分で自分の自由を奪ってしまいます。
四角四面の性格は同じように新しいプロジェクトなどの時、自分の中で守らなければならないルールなどが存在し行動に制約され中々前に進みません。
決断が必要なときに正論を言うのはいいのですが、ではどうすれば良いのか建設的な意見も出さずルールや正論ばかりで前に進まないのは周りに対し非常に迷惑です。

またメンタルヘルスの観点からすると、融通無碍の性格は細かいこだわりがないため柔軟に自分を変化させるので理想があったとしても悩みすぎるくらいであればいつでもその理想を自由に変化させ悩みを減らすことができます。

四角四面の性格は「こうあるべき」という思い込みにより「できないこと」がストレスや不安を大きくし、そしてそのことで更に悩みが生まれるという悪循環に陥る可能性が高くなります。
本来自分の人生は自己責任で決断し行動できるということが心の健康なのですが、自分の人生を自分で制約し自ら自由を奪うということは心が不健康な状態にあるということではないでしょうか。

もちろんどちらの性格を好むかはあなた次第ではありますが、四角四面過ぎるよりも適度な融通無碍な部分を取り入れた方がいいのではないでしょうか。
私はいつも感じていることですが、呼吸と同じように吸うことも吐くことも大事なように、四角四面と融通無碍のどちらも一長一短あるのでどちらも必要で適度なバランスを取っていくことが重要だと考えています。

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