教室の見えない工夫

今回もテレビの話題です。だから知っている人もいるかもしれません(笑)。

まず黒板が真っ直ぐの平板ではなく、湾曲しているということです。
平面だと窓から入った光で反射して黒板の文字が見えにくくなるからとのことです。
湾曲させることで教室のどの位置からで見えるようになるとのこと。
昔は黒板は平板だったような気がしますが、技術も進歩し工夫されているみたいですね。

他にも教室の向きも工夫の一つです。
それは窓が南側、黒板が西側に設置している学校が多いということです。
確かに言われればこれまで行った学校は全て同じ向きに向いていました。
その理由に100年以上前の明治時代に学校建築図説明及設計大要で教室は南か東南か西南に設けるようにとあるそうです。
南側に教室があるのはただ光がしっかりと入るようにってくらいしか考えていませんでしたが、黒板の位置が西側にある理由はしりませんでした。
南から陽が入ると東向きに向いていれば右利きの場合、光が右手に当たり書いている文字が影になり手元が暗くなってしまうということです。
そこまで工夫されていたんですね。
そう考えると右利きが多いこともありますが、逆に考えると左利きの人には細かなところまで不便なのかもしれません。

消しゴムにも工夫があるということです。
これは有名な話ですが消しゴムの四隅に切れ込みを入れています。
気が付いた人はいますか?
以前はそんな所に切り込みなんてなかったですよね。
この小さな切れ込みを入れるだけでケースの隅でこすれて割れるのを防ぐことができるということです。
学生時代、新しい消しゴムが嬉しく丁寧に使っていても割れてしまって残念な思いをしたことを思い出しますが、最近はそういうことも減ってきたのでしょうか。

ランドセルにも昔から変わらない工夫があるそうです。
それはランドセルの厚さです。
厚いのは教材がたくさん入るという理由の他にも、後ろに転んでも後頭部を打たずに済むという緩衝材の役割もあるとのことです。
新1年生にはとてもランドセルが大きく重そうに思えますがそこにも理由があったんですね。

ずっと前からそんな細かな所まで工夫され、私たちの生活は便利にそして守られていたことに感謝したいと思います。

そう言えばロッキングチェア(揺れる木の椅子)がありますが、ただ単に揺れて心地良いという理由意外に、膝に負担をかけずに立ち上がれるという理由があるのを思い出しました。
あれは子どもの遊び道具ではなかったんですね!

まだまだ他にも気が付いていないけど工夫されているものがたくさんあると思いますので、教えてもらったら紹介していきますね。

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