伝えること

あなたは伝えることをしていますか?

ポジティブなこと、そしてネガティブなこと、どうでもいいような色々な伝えたいことがが、家族や友人、そして仕事関係の人などに対して、あなたの中にきっとたくさんあると思います。

よくカウンセリングをしていてクライアントが、
「相手を傷つけたり、怒らせたりしてはいけないから、自分の感情はなるべく言わない。」
と言ったことをよく耳にします。
確かに明らかに悪意がある言葉であれば、きっとそれは相手を傷つけたり、怒らせることもあるでしょう。

しかし、それも相手がどう受け取ってくれるかはわかりません。
例えば、
「お前、太ったな~。お腹で出てるよ。」
と言われた場合。

これは間違いなく傷つけたり、怒らせる言葉なのでしょうか?

実際に傷ついたり、怒ったりする人もいるかもしれません。

だけど、他にそれをアドバイスとして受け取る人もいるかもしれませんし、またイジッてもらえて有難いと思うかもしれません。

相手がどう受け取るかわからないから、「自分の感情を言わないほうが問題にならなくていい」といった考えに繋がります。
もちろん、ネガティブと思われることを考えもなしに言ってはだめです。
しっかりと相手の反応を見ながら、「嫌な顔をしていないか?」「嫌悪感を持っていないか?」といったことをしっかりと見極めていく必要があります。

今までに行ったコミュニケーションをもう一度思い出してください。
あなたの親、そして兄弟(姉妹)、子ども。
仲の良い友人や同僚。
どうやって仲が良くなってますか?
自然と?
いやいや、きっと相手を傷つけたり、怒らせたりしたこともいっぱいあることでしょう。
しかし、その度にあなたはその大事な人を2度と傷つけたり、怒らせたりしないようにその人のポイントを学習したはずです。

そしてポジティブなことも恥ずかしくて中々言えない場合もあると思います。
「言わなくても相手はわかってくれている」
と思っているかもしれません。

しかし、わかっているとは思いますが人の感情はいつも同じものを持っているものではありません。

そのときに感じている感情を、相手に素直に相手に伝えること、時には良いことも時には悪いことを伝えることこそ本当の心遣いではないでしょうか?
自分の本心を伝えなければ、相手は自分の本心を伝えてくれるはずがありません。
今年も残り僅かですが、ポジティブなことを一度あなたの大切な人に伝えて良い年を迎えてみてはいかがでしょうか?

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