人を覚えること

「色々な人と会うが顔と名前が覚えることが出来ない・・・。」といったことをよく耳にします。
きっとあなたの周りでもそういった人は多いはず。

では仕事が出来る人、多くの人から慕われる人、誰からも気軽に声をかけてもらっている人というのは実はこの顔と名前を覚えることが大前提にあります。

ちょっと想像してみてください。
パーティーの席などでたくさんの人がそれぞれの人たちと名刺交換し、自分の手元にはたくさんの名刺が集まり、しかもたくさんの人と話をしている。
パーティーも終わり、数日たったある日、別のイベントでまたまたくさんの人と名刺交換をすることに。

そんなとき、自分は全く覚えていないにも関わらず前回に参加していた方が「○○さん、お久しぶりです。先日の~~のパーティーでお会いした××です。
お子様の体調はもう良くなりましたか?」と名前を言われ、その時に話した内容まで出され声をかけられれば、あなたはどう感じますか?

まず自分を覚えてもらっていることに喜びを感じるはずです。
たくさんの人がいたのに自分のことを覚えてもらっているということは、自分だけ特別な存在になった気がするはずです。
(皆さんも分かるとは思いますが、興味がない人はすぐ忘れているはずです。)
名前と顔を覚えるだけで、自分にとって特別な存在だと相手に感じさせることができるのです。

ある本の中で、キャバクラで働くデキるコンパニオンほど名刺をもらった後、しばらくしてから席を立つこと多いとありました。
勿論トイレに行くために席を立つのではなく、そこで頂いた名刺の裏にお客の様々な情報をメモするために立つのです。(外見の特徴やその場での会話の内容など)
くれぐれもその場で名刺の裏に書くことは相手に失礼になるためは止めましょう(笑)

陰ではそんな努力をしている人が多いと言います。
実際に今度来て頂いたときに、前回の会話の内容をさらっと出されればあなたならどう感じますか?
きっと嬉しいと思います。

心理のテクニックが書かれたビジネス書などたくさんの本がありますが、心理のテクニックを使い相手を操作しようと考えるよりもまず、相手に感心を持ち、覚えることこそが相手を自然に自分の方向へ向かせるテクニック(人と信頼関係を作る基本です。)ではないかと考えています。

ちなみに人の名前と顔を覚えるのは、あくまでも技術ですので技術を磨けば必ず誰でもできると私は考えております。
あなたの周りにいる達人に、覚える技術を聞いてみてはいかがでしょうか?

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